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抜刀隊

ルルー

再生数 : 2049

種類

独唱

伴奏タイプ

ピアノ

最終更新

2014.11.30

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元々は西南戦争について歌ったものですが、現在でも陸上自衛隊や警視庁に行進曲として使われています。

伴奏は市販のものではなく管理人がアレンジしたものです。楽譜はこちら
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歌詞(作詞者 外山正一)

我は官軍我が敵は 天地容(い)れざる朝敵ぞ
敵の大将たる者は 古今無双(ここんむそう)の英雄で
之(これ)に従う兵(つわもの)は 共に慓悍(ひょうかん)決死の士
鬼神に恥じぬ勇あるも 天の許さぬ反逆を
起しし者は昔より 栄えし例(ためし)あらざるぞ
敵の亡ぶる夫迄(それまで)は 進めや進め諸共に
玉散る剣(つるぎ)抜き連れて 死ぬる覚悟で進むべし

皇国(みくに)の風(ふう)と武士(もののふ)の  其の身を護る(まもる)魂の
維新このかた廃れたる 日本刀(やまとがたな)の今更に
また世に出(い)づる身の誉(ほまれ) 敵も味方も諸共に
刃の下に死ぬべきぞ 大和魂(やまとだましい)ある者の
死すべき時は今なるぞ 人に後(おく)れて恥かくな
敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜き連れて 死ぬる覚悟で進むべし

前を望めば剣(つるぎ)なり 右も左もみな剣
剣の山に登らんは 未来の事と聞きつるに
この世においてまのあたり 剣の山に登るのも
我が身のなせる罪業(ざいごう)を 滅すためにあらずして
賊を征伐するがため 剣の山もなんのその
敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜き連れて 死ぬる覚悟で進むべし

剣の光ひらめくは  雲間(くもま)に見ゆる稲妻か
四方(よも)に打ち出す砲声は 天に轟く(とどろく)雷(いかずち)か
敵の刃に伏す者や 弾に砕けて玉の緒の
絶えて墓なく失(う)する身の 屍(かばね)は積みて山をなし
其の血は流れて川をなす 死地に入(い)るのも君がため
敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜き連れて 死ぬる覚悟で進むべし

弾丸雨飛(うひ)の間にも 二つなき身を惜しまずに
進む我が身は野嵐(のあらし)に 吹かれて消ゆる白露(しらつゆ)の
墓なき最後を遂ぐるとも 忠義のために死ぬる身の
死して甲斐あるものならば 死ぬるも更に怨(うらみ)なし
我と思はん人たちは 一歩も後(あと)へ引くなかれ
敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜き連れて 死ぬる覚悟で進むべし

我今ここに死なん身は 君のためなり国のため
捨つべきものは命なり たとえ屍は朽ちぬとも
忠義のために捨つる身の 名は芳(かんば)しく後(のち)の世に
永く(ながく)伝へて殘るらん 武士(ぶし)と生れた甲斐もなく
義もなき犬と云(い)はるるな 卑怯者となそしられそ
敵の亡ぶる夫迄は 進めや進め諸共に
玉散る剣抜き連れて 死ぬる覚悟で進むべし

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